広島は、8月6日(日)、78回目の原爆の日を迎えます。コロナ禍前と同じ規模で行われる平和記念式典の準備も大詰めを迎えています。
山口真輝 記者
「真夏日が続く中、平和公園では6日の式典に向けて、着々と準備が進められています」
ことしの平和記念式典は、コロナ禍前と同じ規模で開催されます。去年よりもイス同士の間隔がせばまり、会場の座席数はおよそ2倍にあたる7000席です。先着順に座れる自由席も4年ぶりに設けられます。
入場口では警備強化のため、去年に引き続いて手荷物検査と金属探知検査が実施されます。また、暑さ対策として、会場には冷風機や大型の扇風機なども準備されていました。
日差しが厳しい平和公園ですが、原爆慰霊碑に手を合わせる人の列は絶えません。
フランスからきた親子
「こんな暑い中、長い時間、たくさんの人がいらっしゃって、平和を祈っている」
「みんな、平等になったらいいなと思います」
また、原爆資料館には、国内外から訪れた人が列を作っていました。
神戸市から来た教員
「多くの人に知られること、こういう式典がある、世界中に広げられることはすごく大事なこと」
「来てみて、自分が知らないこともあったので(教え子に)自分事としてとらえていってほしいと思いました」
平和記念式典は、6日午前8時から開催されます。