「未来に思いを馳せ…」基町高校器楽部 平和記念式典に向けて準備 8月6日 (広島・原爆の日)へ

あさって8月6日(広島・原爆の日)の平和記念式典に向けて、広島市の高校生も準備を進めています。

青山高治 キャスター
「吹き抜けの中を上っていくエスカレーター、本当にきれいな校舎ですね。広島市中区にある基町高校にやってきました。あさっての平和式典に向けての準備が進められています」

「夏休みでもいろんな部活の練習・補修が行われています。基町高校の講堂になります。基町高校の器楽部があさっての平和式典に向けての練習を始めています。今、音が聞こえてきました。さっそく中に入って行きたいと思います」

「講堂の中では緊張感のある練習が続いています。時々、演奏を止めて、先生の指導を受けながら、気になるパートを何度も何度も確認しています。1・2年生は平和記念式典で初めて演奏します。過去3年はコロナ禍で、使う楽器、参加する学校、参加する人数、さまざまな制限がありました。ことしは4年ぶりの通常開催となります」

基町高校 器楽部 顧問 野田美羽 先生
― 子どもたちにどんな演奏をしてほしいですか?
「広島に生きる高校生として責任をしっかり持って、音でしっかりと歴史や未来のことに思いを馳せながら演奏してもらいたい」

基町高校 器楽部 山下千夏 さん
― 演奏で難しさは?
「平和記念式典には演奏を聴きに来てもらうわけではないので、来てくださった方がたがしっかり式に集中できるように、聞いていて違和感のない演奏ができたら」

基町高校 器楽部 岩木望来 さん
― どういう気持ちで当日は演奏しようと思っていますか?
「世界を見たら平和といえず、安全に暮らせない人がいるという現実もあるので、どんな人も平和に暮らせるような世界になったらいいなという思いを込めて吹けたら」

基町高校 器楽部 部長 五島琉聖 さん
「(器楽部は)みんな、明るくて、勉強もたいへんだが、部活にはメリハリをつけてきっちりやる。平和記念式典はめったにないこと。モチベーションを高く持って、スムーズに進行できるようにがんばって演奏したい」

基町高校 器楽部 松崎咲里 さん
「小さいころからテレビで見ていた式典に、ことしは初めて演奏者として参加できることは、めったにない機会で、とても光栄。心を込めて演奏したい」

© 株式会社中国放送