大輪2万発、夜空にきらめく 足利花火大会が完全復活

夜空を華やかに彩る花火=5日午後8時10分、足利市岩井町(約1分間露光)

 「第107回足利花火大会」が5日夜、栃木県足利市の田中橋下流の渡良瀬川河川敷で開かれ、色とりどりの約2万発の花火が夏の夜空にきらめいた。

 主催は足利商工会議所などでつくる実行委員会。1903年に始まった県内最古の花火大会で、創始120年を迎えた。3年ぶりの開催となった昨年は、新型コロナウイルス禍のため規模はそのままに開催時間を短縮したが、今年は従来の1時間半に戻し完全復活となった。

 午後7時20分ごろに打ち上げが始まると、スターマインや尺玉が絶え間なく空を彩り、主催者発表で45万人の来場者の目を楽しませていた。

 家族で訪れた佐野市植上町、会社員出居(いでい)ます美(み)さん(40)は「迫力があってすごい。大きな尺玉や、しだれ花火がきれいだった」と感激していた。

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