鹿島市の植松建設は7月25日から4日間、建設業の魅力を紹介する高校生向けのインターンシップ(就業体験)を実施した。生徒たちは作業負担を軽減するパワーアシストスーツや現場の立体画像化など最新の技術に触れ、変わる建設現場を学んだ。
太良高(太良町)の2年生4人が参加し、実際に道路工事の現場に出向いた。タブレット端末を使って設計図面を立体的に把握したり、パワーアシストスーツを装着して整地作業を体験したりした。生徒の久富涼太さんは「建設業に興味があって参加した。アシストスーツを着けると、すごく作業が楽になった」と驚いた表情を見せた。
同社の村田桂一郎さんは「暑い日の作業などは大変だが、負担を軽減する新たな技術の導入も進んでいる。道路や建物など地図に残るものを造る仕事のやりがいも知ってもらえれば」と話した。(山口源貴)