福井県が東京ヤクルトスワローズとタッグ、神宮球場で9月「ふくいDAY」 北陸新幹線開業をPR、特産販売も 中村悠平選手に県栄誉賞贈呈

ヤクルトの中村悠平捕手=2023年1月、福井県大野市

 来春の北陸新幹線福井県内開業に向け首都圏での福井の認知度を高めようと、県は8月3日、プロ野球の中村悠平選手(大野市出身)が所属する東京ヤクルトスワローズと連携し、9月20日の神宮球場の公式戦で「北陸新幹線福井・敦賀開業 ふくいDAY」を開くと発表した。

 午後6時プレーボール予定のヤクルト対中日ドラゴンズの試合前に、日本代表「侍ジャパン」のメンバーとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した中村選手への県栄誉賞の贈呈式をグラウンドで行い、杉本達治知事が授与する。

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 球場正面入り口付近では、県内の特産品などを販売するブースを出展するほか、来場者に新幹線開業をPRするノベルティーグッズなどの配布も行う。

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 杉本知事は3日の記者会見で「試合前や試合中には福井県を紹介する映像も流し、神宮球場を“ジャック”する。新幹線開業に興味を持ってもらうPR効果は高い」と期待した。

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