“忠誠心”を描く!レンヌが23-24新アウェイユニを発表 「ブルターニュの旗」で帰属意識を表す

フランス1部のスタッド・レンヌとキットサプライヤーのPumaは7月22日、2023-24シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。

チームは22-23シーズンのリーグ・アンを4位でフィニッシュし、23-24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得している。

Stade Rennais 2023-24 Puma Away

スタッド・レンヌ 2023-24 Puma アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームは、ホワイトを基調にブラックを組み合せた配色で、“Gwenn Ha Du”(グウェン・ア・ドゥ)とクラブは説明する。これはホームタウンのレンヌが属するブルターニュ地方の言葉で「白と黒」の意味。今回のキットカラーそのものである。

背面の首元にはブルターニュの旗をプリント。この旗がアウェイユニフォームの白黒デザインのベースとなっている。レンヌのユニフォームではお馴染みの旗・デザインだが、これは一体どのような意味を持つものなのか。

レンヌが属するブルターニュとは、フランス北西部の大西洋に面した地域圏。旗の縞模様は2つの地域語に関するもので、黒はブルトン語が話される5つの司教区を、白はガロ語が話される4つの司教区をそれぞれ表す。

左上の細かな模様は清廉潔白の象徴とされるアーミン(オコジョ)。

デザインにはブルターニュの歴史が大きく関係しており、これを理解するには少々時間が必要となる。

アウェイユニフォームには旗の9本線を走らせ、左側にアーミンを薄っすらと描く。旗そのもののデザインは端的に言うならブルターニュへの忠誠心・帰属意識やクラブのアイデンティティを表現したもので、レンヌをはじめ地域に敬意を表している。

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間もなく開幕する2023-24シーズンのリーグ・アン。レンヌはメスとのホームゲームでシーズン初戦を迎える。

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