鹿島市古枝の祐徳稲荷神社で1日夜、4年ぶりに夏祭りが開かれた。法被姿の子どもら約400人が輪になって、伝統の納涼踊りや花火を楽しんだ。
夏越なごしの大はらいを兼ね、五穀豊穣ほうじょうと諸業繁栄を祈る伝統の祭り。今年は納涼踊りの会場を境内に移し、地域の子どもや浴衣姿の巫女みこらが「鹿島一声浮立」などに合わせ、夏の暑さを吹き飛ばすように踊った。また、鍋島朝寿宮司が招待したウクライナからの避難民も参加し、伝統文化に触れた。
古枝小5年の鶴田守琉君は「上手に踊れないところもあったけど、みんなと踊って楽しかった」と笑顔を見せた。(山口源貴)