朝ドラ・倉木のある行動に、視聴者感動「やさしさが沁みる」

草花を愛する主人公・万太郎が成長し動乱の世を生き抜く様を描いた連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。8月7日放送の第91回では、万太郎が、妻・寿恵子が食べ物を口にしないことにも心を痛めるシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

倉木(大東駿介)がくれた卵を使って、おかゆを作るまつ(牧瀬里穂)(C)NHK

娘の園子を失った悲しみから立ち直れずにいた万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)や長屋のりん(安藤玉恵)、倉木(大東駿介)も2人を心配していたが、身重の寿恵子は食べ物を口にすることができず、寝込んでいた。

万太郎は、いつか自分たちが園子のところに行くときに「園ちゃんが喜んでくれるような図鑑」を持っていこう、と寿恵子に誓う。まつから寿恵子の好物・かるやきの作り方を教わった万太郎は、寿恵子のためにかるやきを作る。和やかな時間を過ごし、万太郎と寿恵子は久しぶりに笑顔を浮かべるのだった。

今回の放送では、長屋の住人・倉木が、妊娠中の寿恵子の身体を案じて万太郎に卵を渡し、「今は、時薬しかねえだろうが・・・」と言葉をかけるシーンが描かれた。

ぶっきらぼうな口調ではあるものの、当時高価だった卵を分け与える倉木の優しさに、SNSでは「倉木さんの卵で泣いたよね。時薬」「倉木さんのやさしさが心に沁みる」「倉木さんの不器用な思いやり ありがとう倉木さん・・・」といった声が相次いでいる。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。8月8日放送の第92回では、寿恵子が第2子を産み、土佐から竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)がやってくる。

文/つちだ四郎

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