二十四節気の一つで、秋に入る頃とされる「立秋」の8日、石川県内は秋とは名ばかりの暑さが続いた。正午までに七尾35.6度、金沢35.0度など、4観測地点で35度以上の猛暑日を記録し、ほかも30度を大幅に上回った。金沢城公園では、背を伸ばしたススキが暖かい風に揺れ、その前を観光客が行き交った。
県内は8日連続で熱中症警戒アラートが発表され、正午までに野々市市で80代女性が熱中症の疑いで救急搬送された。軽症とみられる。
金沢地方気象台は、今後10日ほど最高気温が平年よりかなり高い日が続くとみており、特に10日は金沢で38度を予想している。