「精神的負担を少しでも和らげたい」医療用ウィッグの専門店がオープン 広島

抗がん剤治療などで髪が抜けてしまった人のため、医療用ウィッグの専門店が広島市にオープンしました。

紙屋町シャレオ(広島・中区)に8日オープンしたのは、「FOR AC by PROSOL」です。抗がん剤治療などでは髪が抜けてしまうなど、精神的な負担も大きくなります。

そこで、この店では、医療用ウィッグやカバーメイクで少しでも負担を和らげようとする「アピアランスケア」を目的としています。専門の美容師が利用者に似合うようにウィッグをスタイリングしてくれます。

また、治療を終えて回復するまでのサポートや、普段の生活で髪に悩みを持っている人の相談も受けるということです。

FOR AC by PROSOL 大田垣成俊 さん
「みなさんがおっしゃるのは、なかなか相談する場所がない。外見を整えることで少しでも前向きな気持ちになって、治療をがんばろうという思いにつながって、メンタルがマイナスに向いていたのが、プラスの方に目を向けられるようになっていただけたら」

今後は病院と協力をしながら、患者のサポートをしていきたいとしています。

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