中核エリアの店舗賃貸料は8%上昇

高金利などのマイナス面の影響の下、上半期の不動産市況は予想を下回った。8月7日付香港各紙によると、高力香港研究部の李婉茵・主管は、店舗市場のパフォーマンスは比較的良好で、中核エリアの店舗賃貸料は上半期に3%上昇したと指摘。下半期の展望として、中国本土からの観光客が増える恩恵を受けて小売業は活性化し、店舗賃貸料は通年で8%上昇するとの見通しを示した。今年に入ってから中核エリアで交わされた店舗賃貸契約として、化粧品店のほか、金融・証券会社、中国本土ブランドの飲食店などを挙げた。市況の楽観見通しから主な小売業者が引き続き店舗を拡大するほか、香港に初めて進出する新たなブランドも増えるとみている。

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