シュトゥットガルト、伊藤洋輝への2度目オファーも拒否

写真:伊藤本人は移籍に前向きと見られるが…… ©Getty Images

アヤックスが強い関心を示しているとされるシュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝だが、シュトゥットガルト側は2度目のオファーを拒否したようだ。オランダ『De Telegraaf』紙やドイツのスポーツメディア『スカイ』などが伝えている。

アヤックスは当初、伊藤の獲得に向けて1200万ユーロ(約18億8590万円)のオファーを提示したものの、シュトゥットガルトに拒否されたことを受けて金額を上積み。1500万ユーロ(23億5740万円)で2度目のオファーを送ったが、シュトゥットガルトはこれも拒否したという。

シュトゥットガルトのアレクサンダー・ヴェーレCEOは『スカイ』の取材に対し、次のように語っている。

「我々のところに届いたオファーについて大っぴらに語るつもりはないが、誰かが話を続けているのは明らかだ。いずれにしても、我々は伊藤を売るつもりはないとはっきり伝えている。それが我々の願いであり、目標だ。彼の契約は2026年6月30日まで残っており、契約解除条項はない」

クラブ側が伊藤の放出に難色を示し、オファーに対して徹底抗戦の姿勢を見せているのに対し、伊藤本人は移籍を熱望している模様。『スカイ』は、すでにアヤックスと伊藤の間では口頭での移籍合意がなされており、クラブ間の交渉が成立した場合は移籍が実現すると見ている。

伊藤は2021年6月にジュビロ磐田からシュトゥットガルトに期限付き移籍し、翌2022年5月には完全移籍に移行。2022-23シーズンは公式戦通算37試合1ゴールの成績を残した。シュトゥットガルトは同シーズンのブンデスリーガで16位に終わり、昇降格プレーオフを経て1部残留を決めている。

一方のアヤックスは2022-23シーズンのエールディヴィジで3位となり、2023-24シーズンはヨーロッパリーグにプレーオフラウンドから出場する。

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