ランタン幻想的 滑川でまつり始まる

国登録有形文化財の建物を幻想的に彩るランタンの明かり=滑川市の旧宮崎酒造

 滑川市瀬羽町の旧宮崎酒造を主会場に、色鮮やかなランタンで市内を彩る「なめりかわランタンまつり」は9日、4日間の日程で始まった。酒造業を営んでいた国登録有形文化財の建物は約300個のランタンで飾り、訪れた観光客がベトナムの雰囲気に包まれた一帯を楽しんだ。

 ランタンまつりは、ランタン祭りで知られる世界遺産の港町ホイアンと、旧宮崎酒造が立地する旧宿場町の街並みが似ているとして、2010年に始まった。市制施行70周年を迎える今年度は従来の「ベトナム・ランタンまつり」から名称を変更し、会場も11日から中滑川複合施設メリカや国登録有形文化財の廣野家を加えて市内の回遊性を高める。

 10日までの前半2日間は予約制で、旧宮崎酒造の写真撮影を楽しめるが、既に同日は定員に達している。11、12日の後半2日間はアオザイのファッションショーなどが行われ、各会場とも予約不要で来場できる。

 11、12日は午後1時~9時半。旧宮崎酒造の入場料は高校生以上500円。

 問い合わせは滑川市観光協会=076(476)9200=まで。

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