東証、午前終値3万2338円 反発、中国の団体旅行解禁で買い

東京証券取引所

 10日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。前日の米株安を嫌気し下落した後、中国の団体旅行解禁の報道を材料にした買い注文が優勢となった。上げ幅は一時100円を超えた。

 午前終値は前日終値比134円62銭高の3万2338円95銭。東証株価指数(TOPIX)は13.55ポイント高の2296.12。

 朝方は前日の米国市場でダウ工業株30種平均とハイテク株の多いナスダック総合指数がいずれも下げた流れを引き継いだ。

 その後は日本への団体旅行を解禁する中国政府の方針が材料視された。インバウンド(訪日客)需要が拡大するとの期待から関連株が上げ、平均株価は上昇した。

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