政府系シンクタンクの韓国開発研究院（ＫＤＩ）は10日発表した国内経済展望で、韓国の2023年の国内総生産（ＧＤＰ）成長率を５月の見通しと同じ前年比1.5％と予測した。24年の伸び率も2.3％に据え置いた。
23年の成長率予測を項目別で見ると、民間消費は2.5％と、前回展望値から0.5ポイント下方修正した。海外旅行の増加速度が当初の予測より緩やかだったことを原因に挙げた。輸出は据え置きの1.4％だった一方、自動車輸出の好調を受け商品輸出は0.7ポイント上昇の1.4％と見通した。
建築投資は、不動産市場の安定化などが影響し、0.9ポイント高い1.3％に上方修正した。
消費者物価指数（ＣＰＩ）の上昇率は、国際原油価格の上昇を反映し0.1ポイント引き上げた3.5％と予測した。
