看護職の魅力、高校生が学ぶ 山形、大学模擬授業

高校生が模擬授業を通じて看護職への理解を深めたセミナー=山形市・県立保健医療大

 県内の高校1、2年生を対象とした看護体験セミナーが11日、山形市の県立保健医療大で開かれ、参加者約130人が大学での模擬授業を通じて看護職への理解を深めた。

 冒頭の全体説明で県の担当者は、看護現場では慢性的な人手不足が続いているとし、学生の確保、定着などを柱とする「山形方式・看護師等生涯サポートプログラム」に取り組んでいることを紹介した。看護職の魅力について「人との関わりが多く、やりがいがある」と語り、「熱意を持ち続けて勉強することが、看護職に就くことにつながる」とアドバイスした。

 引き続き、参加者は嚥下(えんげ)障害がある人への看護や外科病棟の看護師の仕事など、四つのテーマに分かれて模擬授業を受け、看護学や看護の仕事について学んだ。県内医療を担う人材の確保を目的に県が企画した。

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