8月12日、プレミアリーグ第1節のアーセナル vs ノッティンガム・フォレストの一戦が、エミレーツ・スタジアムで行われた。試合は日本時間20:30キックオフの予定であったが、チケットシステムに不具合があり30分遅れの21:00キックオフとなった。
昨季をマンチェスター・シティに次ぐ2位で終え、今季は20年ぶりのリーグ優勝を現実的な目標に掲げるアーセナルは、7日に行われたコミュニティ・シールドから最終ラインに変更を加えた。右からトーマス・パーティ、ベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ユリエン・ティンバーを並べ、ガブリエウ・マガリャンイスはベンチスタートに。トップにはエディー・エンケティアが入った。
一方のノッティンガム・フォレストは、3日前にアーセナルから獲得したばかりのマット・ターナーがゴールマウスを守り、トップにはブレナン・ジョンソンが配された。今夏にマンチェスター・ユナイテッドから加入したアンソニー・エランガはベンチスタートとなった。
試合はアーセナルがボールを保持して好機をうかがう展開になるも、最初にチャンスを迎えたのはノッティンガム・フォレストだった。11分、クリアボールが前線に残ったジョンソンへのスルーパスとなり、GKアーロン・ラムズデールとの一対一に。ジョンソンのシュートはゴール右に外れ、先制点を奪うことはできなかった。
その後もアーセナルが高いポゼッションを維持し、80パーセントを超えるボール支配率を記録。迎えた26分、右CKの流れから左サイドにボールが渡ると、マルティネッリがドリブルで仕掛けてエリア内のエンケティアにパス。エンケティアは落ち着いてDFを1人かわし、2人目のDFの股を抜いて先制ゴールを挙げた。
続く32分、今度は左CKの流れからボールは右サイドへ。アーセナルは高い位置からプレスをかけてボールを奪うと、サリバがサカへつなぐ。サカは得意の右45度の位置から左足を振り抜き、追加点を挙げた。
両チームともにメンバー変更はなく後半へ。しかし49分、前半終了間際に右足を痛めていたティンバーが左ヒザを痛め、代わって冨安健洋がピッチに入った。
後半もアーセナルがボールを持ちながら押し込む展開は変わらず、ノッティンガム・フォレストはカウンターから少ないチャンスをモノにしようと試みるも、なかなかシュートまでたどり着けない。71分にはダニーロに代えてタイウォ・アウォニイ、オラ・アイナに代えてネコ・ウィリアムズを投入して活路を見出そうとする。一方のアーセナルも73分、エンケティアに変えてレアンドロ・トロサールを投入した。
すると76分、相手エリア内でボールを受けたカイ・ハヴァーツが溜めをつくり、走り込んできたデクラン・ライスにラストパス。ライスはグラウンダーのミドルを放つも、GKターナーがすんでのところで弾き出して追加点はならず。
このままアーセナルの完勝に終わるかに見えた82分、ノッティンガム・フォレストのカウンターが炸裂する。アーセナルのCKからボールを奪うと、ハーフウェイライン後方から途中出場のエランガがドリブルを開始。そのまま相手エリア内まで侵入すると中央へラストパス。アウォニイがこれに合わせ1点を返した。
最終盤にきてノッティンガム・フォレストの追い上げムードは高まったものの、このままスコアは動かず試合終了。アーセナルが開幕戦を勝利で飾った。次節、アーセナルはアウェーでクリスタルパレスと、ノッティンガム・フォレストはホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。
最後までアーセナルが試合を支配する展開は変わらず、危なげなく開幕戦を勝利で飾った。次節、アーセナルはアウェーでクリスタルパレスと、ノッティンガム・フォレストはホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。
◉試合結果
アーセナル 2－1 ノッティンガム・フォレスト
1－0 26分 エディー・エンケティア（アーセナル）
2－0 32分 ブカヨ・サカ（アーセナル）
2－1 82分 タイウォ・アウォイニ（ノッティンガム・フォレスト）
