新加入選手躍動のニューカッスル、5発完勝で開幕白星スタート

写真:攻守において輝きを見せた新加入のトナーリ

8月12日、プレミアリーグ第1節のニューカッスル vs アストンヴィラの一戦が、セント・ジェームズ・パークで行われた。

ニューカッスルは昨シーズン4位フィニッシュを果たし、21年ぶりにCL出場権を獲得。2021年10月にサウジアラビアの政府系ファンドを中心とするコンソーシアムによるチーム買収を発表以降、積極的な補強を続けるニューカッスル。今夏にACミランから加入したMFサンドロ・トナーリが開幕スタメンデビューを飾り、前線には右にミゲル・アルミロン、左サイドにはアントニー・ゴードン、そして中央にアレクサンデル・イサクを配置した。

一方のアウストンヴィラは、今夏に加入のFWムサ・ディアビがオリー・ワトキンズと2トップを組み、開幕スタメンとなった。また、DFパウ・トーレス、MFユーリ・ティーレマンスはベンチスタートとなった。

試合は開始早々に動きを見せ、ニューカッスルは6分ゴードンがジョエリントンとの連携から左サイドを突破すると中央へクロス、トナーリがタイミングよくスペースへ入り込むと、豪快なジャンピングボレーを叩き込み、ホームのニューカッスルが幸先よく先制に成功する。

しかし、アウェイのアストンヴィラも直後に反撃、11分左サイド深い位置からリュカ・ディニュがクロスを上げると、相手に当り軌道が変わったボールをワトキンズがバックヘッド、中央でフリーとなっていた新加入のディアビが右足で押し込み、すぐさま同点に追いつく。

しかし、16分ホームのニューカッスルが再びリードを奪う。コート中央付近の深い位置からのFKを獲得。クイックリスタートでボールを受けたトナーリがペナルティエリア内へクロスを供給、DFスヴェン・ボトマンが左足で中央へ折り返すとイサクが押し込み逆転に成功する。

すると24分、アストンヴィラにアクシデントが起きる。DFタイロン・ミングスが相手FWイサクとの交錯により右足を負傷。プレー続行不可能となり、パウ・トーレスとの交代を余儀なくされる。

後半に入ると、試合はホームニューカッスルがペースを握る。58分には、敵陣ペナルティエリア内でアストンヴィラDFエズリ・コンサからボールを奪ったイサクがこの日2点目となる華麗なループシュートを決める。

77分にも、DFラインからの見事なパスワークで裏へ抜け出した途中出場バーンズが中央へパス、こちらも途中出場のカラム・ウィルソンが決め3点差とすると、90+1分にはダメ押しとなる5点目を新加入バーンズが流し込み5ー1の大勝を納めた。

攻守において新加入選手の活躍が光ったニューカッスルは次節アウェイでマンチェスター・シティと、守備に課題が残るアストンヴィラはホームにエヴァートンを迎えてのホーム開幕戦となる。

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