コイのつかみ取り人気 高岡でリバーサイドフェスタ

コイのつかみ取りを楽しむ子どもたち=高岡市福岡町土屋の土屋親水公園

  ●住民や帰省客ら満喫

 リバーサイドフェスタ2023(富山新聞社などでつくる実行委員会主催)は12日、高岡市福岡町土屋の土屋親水公園で開かれた。コイのつかみ取りなどが子どもたちの人気を集め、地元住民やお盆の帰省客が夏らしい催しを満喫した。

 コイのつかみ取り大会には昨年の倍の160人が参加した。河川敷の池にコイ約200匹が放流され、子どもたちが水しぶきを上げながら、泳ぎ回るコイを追いかけた。金色のコイを捕まえて表彰された五位小の岩瀧健靖君(2年)は「素早かったけど、逃げないように抱き締めて捕まえた」と笑顔を見せた。

 市商工会青年部はテントの中に森の自然を再現し、子どもたちがカブトムシやクワガタを探した。竹の水鉄砲作りのほか、コケ玉や菅(すげ)コースターの製作体験も行われた。

 ステージでは高岡市在住のマジシャンコンプレッサーさんや、射水市を拠点に活動するご当地アイドル「IM Zip」のショーが繰り広げられた。夜には福岡小児童が菅笠音頭を披露し、富山新聞花火が夜空に大輪を咲かせてフィナーレを飾った。山口克次実行委員長は「地域が一体となり、皆の思い出に残るフェスタを無事開催できてよかった」と話した。

 オープニングセレモニーでは増岡一郎福岡町観光協会長があいさつ。河村幹治副市長、川島国県議が祝辞を述べ、山口実行委員長が開会宣言した。

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