「バイエルンは世界最大のチームの1つ」加入即デビューのケインがバイエルン入団会見、目標は「リーグとCLでの優勝」

[写真:Getty Images]

バイエルンへと移籍加入したイングランド代表FWハリー・ケインが、入団会見に臨んだ。

12日、バイエルンはトッテナムからケインの完全移籍加入を発表。背番号は「9」に決まり、2027年6月30日までの契約を結んだ。

今夏は長らく関心を寄せていた中で、マンチェスター・ユナイテッドとの争いも。さらにトッテナムには3度もオファーを断られることもあったが、最終的にはシーズン開幕前に確保することに成功した。

12日に行われたDFLスーパーカップでは、加入直後ながらも早速デビュー。試合は敗れたが、バイエルンの選手としての第一歩を踏み出していた。

デビュー翌日、入団会見を行ったケインは、まず初めにバイエルンでの初日を振り返った。

「これまでのところは素晴らしい経験だ。新しい顔、新しい経験、試合での歓迎は魔法のようだった。ここに来られて興奮している。落ち着いて仕事に取り組めるのが待ちきれない」

移籍加入決定からあっという間のデビューとなった中、移籍の理由を改めて語った。

「僕は常に改善を続け、自分の限界に挑戦し、どこまで到達できるかを確認し、タイトルを獲得したいと言ってきた。バイエルンは世界最大のチームの1つだ」

バイエルンでの新たな挑戦に希望を見出しているケイン。この数日の動きについては「忙しい数日間、1週間だった。僕が関わった初めての移籍。浮き沈みの経験もある」とコメント。「トッテナムとダニエル・レヴィの幸運を祈る」と、古巣への気遣いも忘れなかった。

自身初のイングランド国外でのプレーとなるケイン。ブンデスリーガについても言及している。

「僕はキャリア全体をプレミアリーグで過ごしてきた。新しいリーグと新しいチームに慣れるまでには時間がかかるだろう」

「誰もがバイエルンが毎年優勝することを期待しているけど、それはますます厳しくなっている。落ち着いて適応することが大事だ」

プレミアリーグで得点王3回という実績がありながら、クラブレベルでのタイトルとは全く縁がなかったケイン。バイエルンにはタイトル獲得も期待している中、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場が可能。決勝は母国のウェンブリーで開催される。

「まだかなり遠い話だけど、ウェンブリーはいつでもエキサイティングだ。チャンピオンズリーグ獲得のチャンスは十分にある。僕個人にとっても素晴らしいことだ。それが達成できることを願っているよ」

バイエルンでの大きな野望も口にしたケインは目標については「可能な限り助けようとすること」とコメント。「僕はストライカーで、このクラブには素晴らしい才能がある。連係もある。もちろん得点はする。ただ、いつも決めなくてもパニックにはならない」と語りつつ、「でも、僕はゴールを決めることが重要だし、金曜日からそうするつもりだ」とコメント。開幕戦からゴールを決めたいと意気込んだ。

改めてチームとして達成したい目標については「彼らは何度もリーグで連勝していると思うが、できる限り勝つということ。僕の仕事はそれを実現させることだ」とこめと。「シーズンが終わってもトロフィーを獲得できていなかったら、ガッカリするだろう。僕の仕事はチームを押し上げ、リーグで優勝し、チャンピオンズリーグでも優勝することを目指すことだ」とコメント。タイトル獲得を誓った。

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