川面染める花火や迎え火 富山県上市町でふるさと観光まつり

夜空を彩る花火と、「おしょうらい」の迎え火 =上市川の白竜橋上流(多重露光、上田友香撮影)

 ふるさと観光上市まつりが13日、上市町の上市川白竜橋周辺であり、約1000発の花火や先祖の霊を招く迎え火が川面を染めた。

 各町内や団体が竹や木でつくった高さ約10メートルの精霊やぐらが河川敷に立ち並び、読経が響く中で順に点火された。家族連れらが先祖の霊を招く「おしょうらい」の迎え火を回した。花火は午後8時から打ち上げられ、スターマインなどが夜空を華やかに彩った。

 昨年までは新型コロナウイルスの感染対策として、ステージイベントや納涼ビアガーデンなどを取りやめていたが、今年は4年ぶりに再開。恒例の上市音頭町流しも復活し、11団体約230人が商店街を踊り歩いた。

 まつりは同まつり実行委員会と町商工会主催、北日本新聞社共催。

上市の夜空を彩った花火=上市川の白竜橋上流(多重露光)
夕暮れ時に商店街で行われた上市音頭町流し
ステージイベントを見ながら飲食を楽しむ人たち

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