急行立山懐かしむ 復活運行、富山駅にファン

富山駅に乗り入れた「急行立山号」

 国鉄時代の昭和40~50年代に富山と大阪を結んでいた「急行立山号」が14日、富山―直江津間で復活運行され、富山駅に詰め掛けた多くの鉄道ファンが当時の国鉄車両を懐かしみながら満喫した。

 えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)が所有する「国鉄急行形電車」が使われ、乗客は列車から車窓を眺めたり、駅で記念撮影したりして楽しんだ。千葉県松戸市、自営業松田安弘さん(54)は「子どもの頃に乗った懐かしい電車を思い出した。車窓から見えた日本海の景色もきれいだった」と話した。

 えちごトキめき鉄道は、国鉄時代に製造された455系と413系を併結した観光急行を新潟県内で土日曜を中心に運行している。同社の観光急行が他社路線を走行し、富山駅に乗り入れるのは開業後初めて。えちごトキめき鉄道が主催し、あいの風とやま鉄道(富山市)が協力した。

© 株式会社北國新聞社