室井滋館長ら「大人も絵本楽しんで」 高志の国文学館(富山)で魅力語る

一推しの絵本を紹介する室井館長(右)ら=高志の国文学館

 富山市の高志の国文学館で開催中の「絵本作家 降矢なな原画展」に合わせ、絵本の魅力を伝える「おはなし会&絵本フォーラム」が13日、同館で開かれ、絵本作家としても活躍する室井滋館長らがトークや読み聞かせで来場者を楽しませた。

 前半は富山市立図書館よみきかせの会(松崎訓子代表)の会員が読み聞かせを披露。人気の絵本や紙芝居を表現力豊かに届けた。

 後半は室井館長と松崎代表、射水市大島絵本館の土田陽一副館長、高志の国文学館の生田美秋事業部長が一推しの作品を3冊ずつ紹介。「絵本は子どもだけのものではない。ぜひ大人も楽しんで」「擬音語や擬態語はリズムよく声に出して読むといい」など、多様な視点から絵本や読み聞かせの楽しさを語り合った。

 「降矢なな原画展」は9月4日まで。北日本新聞社共催。

読み聞かせを披露する「富山市立図書館よみきかせの会」のメンバー

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