国鉄時代の昭和40~50年代に富山と大阪を結んだ「急行立山号」が14日、当時の車両を使った観光列車として富山駅に乗り入れた。懐かしの列車を一目見ようと100人を超える鉄道ファンらが集まった。
当時の車両を国鉄形観光急行として運行しているえちごトキめき鉄道(新潟県上越市)が企画し、あいの風とやま鉄道が協力した。この観光急行が他社の路線を運行するのは初めてという。
「立山」のヘッドマークを掲げた3両編成の列車は午前10時28分に直江津駅を出発し、午後0時28分、多くの鉄道ファンに出迎えられながら富山駅に到着した。
「ようこそ 富山へ」と書かれた手作りのボードを持って到着を待っていた富山市、会社員、石川良さん(59)は「関西の大学に通っていた学生時代によく使った。久しぶりに見られてとても懐かしい」と喜んでいた。