思い出胸に「またね」 県内、お盆のUターンピーク 

見送る親戚などに向かって名残惜しそうに手を振り、新幹線に乗り込む家族連れ=山形市・JR山形駅

 本県でお盆を過ごした帰省客や観光客のUターンが15日、ピークを迎えた。山形市のJR山形駅では、新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、久しぶりに古里に集い、にぎやかな夏休みを楽しんだ家族連れなどが、笑顔で帰途に就いた。

 山形新幹線のホームにはキャリーケースを引く乗客が列をつくり、見送りに訪れた親族や祖父母らに、名残惜しそうに手を振る子どもたちの姿もあった。山形市の母の実家に帰省していた横浜市矢部小2年、四ツ柳ゆいさん(8)は「プールでたくさん遊んだのが一番の思い出。おじいちゃんやおばあちゃんに、また早く会えるといいな」と話した。

 JR東日本山形支店によると、山形新幹線つばさはこの日、上りの臨時列車11本を運行し、日中はほぼ満席の状態。上りは16日が11本、17日が9本増発となる。台風による変更などもありうるが、空路なども15、16の両日がピークになるとみられる。

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