小学生になり、お金の数え方がわかるようになると、おこづかいを渡す家庭も増えてきます。
とはいえ、ただ子どもにお金を渡すだけでは無駄遣いしてしまったり、一度に全部使ってしまい、欲しいものが買えなくなってしまったりということも起こりがちです。
そこで今回は、おこづかいの管理に便利なアイテムを紹介します。親子で一緒にお金を管理することで、お金の大切さや上手な使い方も少しずつ身についていくのではないでしょうか。
小学生の7割はおこづかいをもらっている
金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」によると、小学生の70%以上が500円〜1000円のおこづかいをもらっていることがわかっています。
ただ、低学年は「毎月1 回」のように定期的に渡すのではなく、ときどき渡しているようなパターンの方が多いようです。
子どもがお手伝いをしたときにおこづかいをあげるというパターンの家庭もあるかもしれませんね。
「こづかい管理」が金銭感覚を身につける第一歩に
おこづかいを渡すようになったら、お金の使い方もしっかり教えていきたいもの。初めは無駄遣いなどの失敗もあるかもしれませんが、お金を管理することで、お金の大切さに気づくことができるでしょう。
最近は便利なアイテムもたくさんあるので、それらを活用し親子で一緒におこづかい管理をしていきましょう。
子どもの「こづかい管理」ママたちが便利!と感じたアイテム5選
1:100均でも購入可能!「こづかい帳」
まずは最もシンプルな手書きの「こづかい帳」。親子で一緒に使いやすいですし、慣れれば低学年でも一人で書くことができます。
100円ショップ「DAISO(ダイソー)」で販売されている「こどものつうちょう アニマル銀行」という通帳タイプのこづかい帳も人気。本物の通帳のようにカバーがついていたり、名前を書くところがあったりと、子どもが楽しく使えるように工夫されています。
また、ショウワノート「ポケットモンスター おこづかい帳」や「ジャポニカ学習帳」など、普段使い慣れているノートのこづかい帳もおすすめ。
いつでも見えるところに置いて、習慣化できるとよいですね。
2:キャラクター付きで楽しく使える「家計簿アプリ」
タブレットやスマホなどで使える子ども向けの家計簿アプリもおすすめ。
人気なのが「お小遣いのーと」や「家計簿-カナヘイのストーリー×お金管理アプリ」「かんたん家計簿withサンリオキャラクターズ」などかわいいデザインのもの。どれもシンプルな操作で子どもでも簡単に使えますし、修正するのも簡単。
グラフなどビジュアルで確認することもできますよ。
3:キャッシュレスの第一歩に「子ども用交通系ICカード」
周りのママ友に聞いても、小学生のおこづかいはまだまだ現金派が多数ですが、徐々にキャッシュレス化したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、子ども用交通系ICカード。電車やバスに乗るときに使えるだけでなく、普段の買い物にも使うことができます。
「キャッシュレスにすると、子どもがお金のイメージをしづらいのでは」という不安があるかもしれませんが、駅の券売機で子どもと一緒に現金でチャージすれば、「この1000円がカードに入っている」と理解することができます。
ただ、交通系ICカードはそれ自体ででは残高がわからないので、先述のこづかい帳やアプリなどでの管理もお忘れなく。またカードの紛失防止のために、パスケースなどに入れるようにしましょう。
4:アプリで管理できて便利!「B/43ジュニアカード」
チャージ式のカードと専用アプリで支出管理できる「B/43ジュニアカード」も話題になっています。
保護者のアプリから子ども専用カードにお金をチャージでき、子どもがお金を使ったらアプリに通知が届きます。残高が一目でわかりますし、紛失時もアプリからすぐにカードの停止ができるので安心です。
お友達とのお出かけなどで、少し多めにお金が必要なときなどもすぐにチャージできるのが便利ですね。
5:お年玉や貯金用に「子ども用銀行口座」
すでに持っている人も多いかと思いますが、子ども用の銀行口座も作っておきましょう。
お年玉など多くのお金があるときは、「◯◯円までは好きなものを買う」「◯◯円は貯金」などと決めて使い分けられるといいですね。
ママ友に聞くと、ゆうちょ銀行で子ども用口座を作っている人が多いですが、コンビニで入金できるネット銀行も便利です。
ただし、ネット銀行は紙の通帳がないので、通帳を見て管理したい場合には不向きです。
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すでに子供におこづかいをあげているという方も、これからという方もぜひ便利なアイテムを活用して、親子で楽しくお金の使い方を学んでいけるとよいですね。
(ハピママ*/ 平野 鞠)