ガラタサライがチェルシーFWツィエク獲得間近に。すでにメディカルチェックを通過済み

写真:ヨーロッパでのキャリア継続を決めたツィエク

ガラタサライがチェルシーのFWハキム・ツィエクの獲得に向けて合意に近づいていると、イギリス『Sky Sports』電子版が報じている。トルコのメディア『Sports Digitale』に所属する記者によると、すでにメディカルチェックを通過したという。

ツィエクは2020年7月、アヤックスから4000万ユーロ(当時のレートで約48億円)でチェルシーへ加入すると、移籍初年度、2年目ともにコンスタントに試合に出場。2シーズンで公式戦83試合に出場し、14ゴール10アシストをマークした。

しかし、2022年夏の移籍市場においてチェルシーは大型補強を敢行。ポジジョン争いに敗れることになったツィエクは出場機会を求め、冬の移籍市場でPSGへの移籍が合意間近となっていた。しかし、チェルシー側の書類の不備により話はたちまち破談となってしまう。

昨シーズン終了後の6月にはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルへの加入も噂されたが、アル・ナスル側が当初合意していた給与から減額を求めたため、ツィエク本人が移籍を断り、ヨーロッパに残ることを決断した。

ガラタサライは2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得しており、今夏は積極的な補強を行っている。昨シーズンにレンタルで加入していたFWマウロ・イカルディを完全移籍で獲得したほか、クリスタルパレスで長年にわたりエースとして活躍していたFWウィルフレッド・ザハをフリーで獲得。さらにレヴァークーゼンから元ドイツ代表のMFケレム・デミルバイをチームに迎え入れた。

ツィエクのガラタサライ加入が決まれば、前線のイカルディ、ザハらとともにゴールに直結するプレーが求められるだろう。

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