山形美術館学芸員が「舞台裏」語る 映画「わたしたちの国立西洋美術館」

 美術館の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画「わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏」の山形での公開に合わせ、山形市のフォーラム山形で20日、作中にも登場する山形美術館の学芸員によるアフタートークが行われる。

 国立西洋美術館は、実業家松方幸次郎が収集した「松方コレクション」をベースに、彫刻、絵画、素描など約6千点を所蔵する。映画では、建築家ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した2020年10月から1年半にわたってスタッフに密着。所蔵品の保全修復作業や調査研究、展示の企画開催などに奔走する裏方の活動や思いを映し出す。

 休館中の21年夏には、山形新聞、山形放送の8大事業として山形美術館で巡回展を開催しており、その時の様子も取り上げられている。アフタートークでは同美術館主任学芸員の白幡菜穂子さんが「美術館の舞台裏」をテーマに語る。

 トークは午前11時20分の回上映後に行う。料金は通常料金。問い合わせはフォーラム山形023(632)3220。

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