市民活動支援先、2事業追加 鳥栖市 PR、活動基盤づくりに補助金

向門慶人市長(左から2人目)から認定書を受け取った「にゃん☆鳥栖」「クローバーの会」の代表者ら=鳥栖市役所(提供)

 鳥栖市は本年度の市民活動支援補助事業の支援先に2事業を追加した。野良猫の繁殖制限をし、不幸な猫を減らす活動に取り組む「にゃん☆鳥栖」(山嵜久美子代表)と、子どもの発達に心配がある保護者の交流グループ「クローバーの会」(時津まり代表)に今月上旬、認定書を交付した。

 いずれも、会のPRや活動基盤づくりを目的とするスタートアップ支援事業として各10万円を補助する。

 「にゃん☆鳥栖」は野良猫が繁殖しないよう不妊手術を行い、地域住民が餌やりや清掃などのルール作りをして一代限りの命を見守る活動を啓発する。「クローバーの会」は子どもの発達に悩みや不安を抱える保護者が気軽に相談・情報交換できる場をつくり、専門家を交えた学習会も予定している。

 鳥栖市役所であった交付式では、向門慶人市長から各グループの代表に認定書が渡された。補助事業は2009年から行い、支援先は累計で57団体、95事業となった。(樋渡光憲)

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