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いじめ対策やまちづくりについて議論する長崎市の「中学生議会」が16、17日、市議会本会議場であり、市立中34校の生徒会役員34人が中学生の視点で考えたいじめ撲滅に向けた議案を可決し、鈴木史朗市長に提出した。
地方自治の仕組みを学び、主権者としての意識や政治への参画意欲を高めてもらおうと市が2016年度から開き7回目。16日は市の担当者からまちづくりなどについて説明を受け、東西南北の地区ごとに委員会を設け話し合った。
17日の本会議で各委員会が議論した内容を報告した。いじめゼロを実現するために、これまで他人にしてもらってうれしかった思い出を、葉っぱをかたどった紙に書いて集める議案「笑顔の森」などを可決した。
まちづくりに関しては、長崎水辺の森公園(常盤町)でエンジョイ長崎フェスタを開き、長崎の町を楽しんでもらい定住を促す議案もまとめた。
三重中3年の山田紗菜さん(14)は「まちづくりやいじめについて深く考えられるいい機会だった。(三重中は)人数が多いので、目に見えないいじめも起きているかもしれない。学びを持ち帰り、いい学校を目指していく」と話した。