アーセナルが80年代レトロな新ユニフォーム発表!「不人気だった」緑ユニが華麗に大復活を遂げる

冨安健洋が所属するプレミアリーグのアーセナルとキットサプライヤーのadidasは18日、2023-24シーズンで着用する新サードユニフォームを発表した。

Arsenal 2023-24 adidas Third

アーセナル 2023-24 adidas サード ユニフォーム

23-24新サードユニフォームは、深みのあるグリーンを基調にネイビーを組み合せた2カラーのデザイン。アーセナルのユニフォームに詳しい方なら、見た瞬間に80年代を感じたかもしれない。

このユニフォームは1982-83シーズンのアウェイモデルをベースにデザインしたもの。詳しくは後述するが、そこに90年代の要素をさり気なく取り込んだ超レトロな一着となっている。

パンツはダークブルー、ソックスはグリーンをそれぞれ採用。全身の配色バランスも82-83モデルとほぼ同じに再現されている。

今回のエンブレムは大砲(キャノン)ロゴで、これも大きな注目ポイントに。80年代まで使用していたキャノンロゴは21-22シーズンのアウェイユニフォームで大復活を遂げ、以降はアウェイまたはサードのどちらかで毎シーズン使い続けている。

今回のデザインのベースとなっている1982-83シーズンのアウェイモデルだが、実は当時はファンに不評だったユニフォーム。グリーンが不人気だったようで、わずか1シーズンのみでお役御免となったものだった(当時は原則的に一つのユニフォームを2シーズン使用)。

左側はその82-83アウェイユニフォーム。これは数年前に発売された復刻版で、オリジナルのサプライヤーはUmbroだった。ちなみに昔のキャノンロゴは砲身が左向き。

また、今回の襟部分にはクラシカルな“AFC”ロゴを配するが、これは画像右の1990-92ホームユニフォームの再現とも言える。

82-83モデルを“復活”させた理由は、そのデザインにあるという。現代のファッションとシームレスに融合するファッション性が評価され、今回の起用につながった。

当時は不人気だったデザインが40年以上の時を経てお洒落デザインとして再登場とは興味深い。ちなみに82-83アウェイモデルは生産数の少なさも手伝い、現在ではカルト的な人気の一着となっている。

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新サードユニフォームは男女チームが着用する。現時点では女子チームが10月の試合で最初にお披露目の予定だが、UEFAチャンピオンズリーグの組み合わせ次第では、男子チームが9月のグループステージから使用する可能性もあるという。

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