宇都宮に「介護医療院」開設 機能充実、部屋や廊下は広々と 医療法人北斗会

上品な雰囲気のレクリエーションルーム

 【宇都宮】医療法人北斗会は19日までに、病院併設の介護施設「宇都宮介護医療院」を平出町に開設した。医療と介護の二つの機能を備え、広々とした部屋や廊下が特徴。同会が運営する宇都宮東病院の敷地内に新設した。

 2017年の介護保険法改正を受け、同病院内の療養病床を介護医療院に転換。増床した上で6月に開院した。

 鉄骨3階建てで延べ床面積は約4400平方メートル。療養室は4人用、2人用、個室の3タイプで計144床。大部屋でもパーティションを置いて、プライバシーが保てるよう配慮した。機能訓練室や多目的ホール、レクリエーションルーム、食堂などを設けた。

 入所者の身体・精神機能の維持を目指し、リハビリ担当の常勤職員を4人置いた。基準より多い看護職員を配置し、同病院の専門医の協力も得られる。

 向田直史(むかいだなおふみ)院長は「家に帰れない人をできるだけお世話したい。季節の催しも介護病院の使命で、夏祭りなどを通じて地域住民と交流していく」と話した。

北斗会が新設した宇都宮介護医療院

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