小学生が観光ガイドを務める「有田まちなか案内ジュニア隊」の研修が16日、有田町で始まった。町内の5年生4人が磁石場など泉山地区の名所2カ所を訪れ、大人の先輩ガイドの説明を聞いて歴史や魅力を学んだ。本番となる11月の陶磁器まつりに向け、練習を積んでいく。
有田観光協会が毎年開講し、大山小(2人)、有田小(1人)、有田中部小(1人)から参加した。初日はガイドをする予定の泉山磁石場と大イチョウを見学。ベテランガイドの岩崎数馬さん(73)らの実演を参考に、各自で原稿を考えた。
4人はガイド初挑戦で、大山小の廣万穂さんは「採った石から鉄分を取り除かないと、きれいな有田焼ができないことを初めて知った。ガイドをするときに生かしたい」と話した。
今後は話し方を練習し、11月25、26日の本番に臨む。(青木宏文)