「中華は弱火で」 中国料理店「シャンリー」の立岡池敏社長が指導 佐賀調理製菓専門学校(佐賀市)で教室

立岡池敏さん(左)から指導を受ける参加者ら=佐賀市の西九州大佐賀調理製菓専門学校

 佐賀市の西九州大佐賀調理製菓専門学校で17日、著名なシェフを招いた料理教室が開かれた。料理の勉強に励む主婦や卒業生など7人が参加し、同市の中国料理店「シャンリー」社長の立岡池(ち)敏(とし)さん(68)から本格的な中華料理を手軽に作るこつを学んだ。

 エビチリ、チャーハン、卵スープの3品を試作した。立岡さんは「中華は強火でなく弱火で」「エビチリはエビの水分量と片栗粉の量が大切」とポイントを伝え、参加者はメモを取りながら熱心に耳を傾けた。

 完成した料理を試食した参加者は「おいしい」と笑顔を見せていた。渕慶介さん(43)=佐賀市=は「中華は強火のイメージがあり、弱火が大切と知り驚いた」と感心した様子で、「この経験を自宅での料理作りに生かしていきたい」と感想を述べた。

 立岡さんは「ジャンルを問わず料理を楽しんで作るきっかけになればうれしい」と話した。(坂本有佐) 

立岡池敏さん(右)の説明に耳を傾ける参加者=佐賀市の西九州大佐賀調理製菓専門学校
立岡池敏さん(左)から指導を受ける参加者=佐賀市の西九州大佐賀調理製菓専門学校

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