断続的な大雨、岩手県内に被害 住家浸水、土砂崩れ

国道340号に流れ込んだ泥の除去に追われる住民=20日午後3時50分、軽米町高家

 岩手県内は20日、県北や内陸を中心に激しい雷雨となった。1時間降水量は軽米で午後2時38分までに46.5ミリを記録し、8月の観測史上最大を更新。19日から断続的に降った大雨による住家浸水や土砂崩れなどの被害も新たに分かり、鉄道ダイヤの乱れも続いた。

 軽米町高家では20日、畑から大量の泥水が流れ込んだ国道340号が一時冠水。住家1棟が床下浸水し、住民が重機やスコップで泥を撤去した。

 一関市東山町田河津の県道では土砂崩れが発生。同町長坂の市道では、ここ数日の大雨による土砂崩れが数カ所で発生し通行止めとなった。

断続的に続いた大雨で土砂が崩れ、通行止めとなった市道=20日午前9時34分、一関市東山町長坂

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