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長崎、佐賀県でボランティア活動に取り組む若者らでつくるインターアクトクラブの年次大会が5日、長崎県佐世保市三浦町のアルカスSASEBOであり、高校生たちが文化の発信方法や障害の疑似体験を通して施設の改善点などについて考えた。
国際ロータリー第2740地区(長崎・佐賀)のインターアクトクラブに加盟する20校から約210人の高校生が参加した。
基調講演では、聖和女子学院高の卒業生、根津朋子さんが「社会問題に挑戦する若者の一歩」と題して、ルワンダ発のファッションブランドを立ち上げた取り組みなどを紹介した。
ホスト校の聖和女子学院高とコ・ホスト校の西海学園高、佐世保高専が企画した三つの分科会を実施。日本の伝統や文化を世界に広めるためにはどうしたらいいのか話し合ったり、西九州地区が抱える問題を解決する方法を考えたりした。
「困難を体験して、その先に見えるモノは」と題した分科会では、車いすに乗ったり、目隠しをして白杖(はくじょう)をもって歩いたりした。こうした体験を基に危険な点や改善点などをまとめ、「困っている人がいたら勇気を持って行動できる人が増えるとうれしい」と発表した。