夏休みの勉強、宇大生が指導 烏山の2中学校 英語や数学...秋は部活も

学生(左)から勉強を教わる生徒ら

 【那須烏山】市教委はこのほど、市内中学校全2校で学習サポート事業を実施し、宇都宮大共同教育学部の学生が中学生に英語などを教えた。

 長期休業中の学習習慣定着や実用英語技能検定3級程度の学力を身に付けさせる狙い。例年は秋に行っているが、同検定の受検機会増加などを図るため夏休み期間の7~10日に4日間実施し、同学部1年と3年の有志計10人が指導に当たった。

 初日の7日は2校で開校式が行われた。2、3年生18人が受講する南那須中では、田代和義(たしろかずよし)教育長が「今後の人生を開く力となる資格を増やすため、4日間頑張ってほしい」とあいさつした。その後約2時間、生徒は学生と1対1で英検のスピーキングテスト対策をしたり、学生から教わりながら英語や数学などの自習をしたりした。

 事業の一環で10月には、同大生による部活動指導も行われる予定。

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