無免許運転発覚の中山県議 議員辞職せず…体調不良を理由に「9月30日まで休養が必要」とする診断書を県議会に提出(静岡県)

無免許運転が発覚した中山真珠県議が、体調不良を理由に「9月30日まで休養が必要」とする診断書を県議会に提出しました。中山議員は県議を続ける意向を示していますが、各会派の対応は?

2023年4月の県議選で、史上最年少で初当選した、静岡市清水区選出の中山真珠県議は、8月、運転免許が失効していることに気付きながら、車の運転をしていたことが発覚しました。会見で謝罪したものの、議員を続ける意向を示した中山県議。

(中山 真珠 県議)

「辞めることで責任を取るより、今回のことを深く反省し、一層仕事にまい進することで罪を償いたい」

その後、県議会議長に、改めて自身の進退について報告する予定でしたが、体調不良を理由に2度にわたってキャンセルしていました。

この問題をめぐり、21日、県議会各会派の代表者会議が開かれ、中山県議が県議会に対し「診断書」を提出していたことが明らかになりました。診断書には、体調不良を理由に「9月30日まで休養を要する」と書かれていたということです。

(県議会 中沢 公彦 議長)

「病気で診断書といわれるとドラスティックな考えだけで進めるのはいかがなものかという意見もあるのでは」「近日中に各会派がどのような対応をするか話があるのでは」

これを受け、辞職勧告決議案を提出する方針の最大会派・自民改革会議は…

(自民改革会議 増田 享大 代表)

「状況を見守るしかないという思い、まずは本人からの県議会に対する説明を求めたい(辞職勧告決議案の提出は)それがあってからというのが本筋」

議会に対する中山県議からの説明を待って、対応を決める考えを改めて示しました。

一方、中山県議が所属していた、ふじのくに県民クラブは…

(ふじのくに県民クラブ 田口 章 代表)

「診断書の内容は人道的に尊重せざるを得ない」「回復されたら辞める辞めないだけではなく、何がベストか親身になって考えたい」

記者会見を開いてから約2週間。中山県議は議員を続けたまま、公の場に姿を見せていません。

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