「本当にクレイジー」電撃移籍翌日に予想外のスクランブルデビュー、遠藤航が振り返る「僕にとって特別なこと」

[写真:Getty Images]

加入から1日でいきなりデビューを果たすことになった日本代表MF遠藤航が、リバプールデビュー戦を語った。クラブ公式サイトが伝えた。

【動画】電撃移籍の遠藤航が予想外のプレミアリーグデビュー

今夏の移籍市場ではステップアップの噂がありながらもシュツットガルトでシーズンをスタートした遠藤。DFBポカールでもゴールを決め、キャプテンとしてチームを牽引すると思われた。

しかし、ブンデスリーガ開幕を目前に突如リバプールへの移籍が浮上。中盤の補強で失敗していた中で白羽の矢が立った中、18日に移籍が完了。背番号「3」が与えられた。

翌日の19日にボーンマスとの試合が控えていたリバプール。遠藤はベンチ入りを果たしたものの、加入間もないだけに出番はないと思われた。

しかし、リバプールは1点リードの後半早々にアレクシス・マク・アリスターが一発退場。その直後にリードを広げると、63分に遠藤に出番が。スクランブルでの投入となり、まさかの加入翌日にプレミアリーグデビューを果たした。

予想外の出番となった遠藤は、数的不利の難しい状況でもそつなくプレーし及第点の評価。自身も予想していないデビューとなったと振り返った。

「(移籍の)チャンスがあると知ったのは3、4日前でした」

「とても、とても早かったです。週の初めにはブンデスリーガでプレーする準備をしていたのに、週の終わりにはアンフィールドでファン全員の前でプレーすることになるなんて、本当にクレイジーです」

移籍の可能性が出てからデビューまで1週間もなかった遠藤。ただ、こうした状況に対応し、しっかりとパフォーマンスを残すことが大事だとコメント。デビューには満足感もあったようだ。

「自分は経験豊富な選手ですし、このような状況でも受け入れて対処しなければいけないです」

「大変でした…でも、僕にとって特別なことでもあります」

次節は昨シーズン4位のニューカッスルとのアウェイゲーム。遠藤は先発する可能性もあるが、今後のプレミアリーグでどのような活躍を見せるのか注目だ。

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