パヴァール流出に備えるバイエルン、フェイエDFヘールトライダに関心か?

[写真:Getty Images]

バイエルンが、フェイエノールトのオランダ代表DFルシャレル・ヘールトライダ(23)に関心を示しているようだ。ドイツ『TZ München』が報じている。

今夏の移籍市場でクロアチア代表DFヨシプ・スタニシッチをレバークーゼンへ武者修行に出し、フランス代表DFバンジャマン・パヴァールにもインテルやマンチェスター・ユナイテッド行きの可能性が取り沙汰されるバイエルン。

これにより、ディフェンスラインの選手層に不安を抱えるクラブは、両選手と近しいプロフィールを持つオランダ代表DFへの関心を強めているようだ。

フェイエノールトのアカデミー育ちのヘールトライダは、2017年にファーストチームデビュー。オランダの世代別代表チームの常連は2020-21シーズンからオランダ屈指の名門の主力を担い、昨シーズンのカンファレンスリーグ準優勝や今シーズンのエールディビジ優勝に貢献した。

本職の右サイドバックとセンターバックに加え、守備的MFでもプレー可能な多才なDFで、守備では高いアスリート能力を生かして対人守備、カバーリングをそつなくこなし、攻撃では安定した配球と共に積極的な持ち上がりで局面を変えられる現代型のプレースタイルの持ち主だ。

報道によると、バイエルンは現時点でヘールトライダサイドとの接触を図っているものの、クラブ間での交渉はまだ始まっていないという。

ヘールトライダはRBライプツィヒの有力なターゲットに挙がっていたが、最終的にクラブ間交渉が破談に。これにより、ライプツィヒはリヨンのU-21フランス代表DFカステロ・ルケバを獲得していた。

なお、フェイエノールトはバイエルンとのクラブ間交渉に入った場合、ライプツィヒに要求していたとされる3600万ユーロ(約57億3000万円)を売却条件に設定する見込みだ。

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