道の駅しろいし 100万人来場 開業4年余り、沿岸道路効果も

道の駅しろいしの来場者が100万人を超え、テープカットして祝った=白石町福富

 レンコンやタマネギ、トウモロコシなど白石平野が育む新鮮な野菜や物産が並ぶ「道の駅しろいし」の来場者数が100万人を超え21日、記念セレモニーがあった。開業から4年余りで、2021年7月に有明海沿岸道路福富インターチェンジ(IC)が開通した効果も大きい。

 19年6月に開業。来場者数はレジ通過者数でカウントしてきた。7月に100万人を超えていたが、お盆の繁忙期が落ち着く時期にテープカットして祝い、最初の入店者3組に店の商品券や加工品を贈った。

 年度別の来場者数は19年度から、19万6千人-17万7千人-25万4千人-29万2千人と推移。新型コロナの影響で減少もあったが、福富ICの開通で福岡県南部など広範囲からの来客につながっているという。本年度も既に10万人を超えている。

 レストランを含めた年間売上額も3億8200万円―4億2500万円―5億4000万円―6億2000万円と年々増えている。

 セレモニーで田島健一町長は「関係者一丸の取り組みで売り上げも順調に伸びている。来場者を町の中や名所に呼び込む仕組みづくりなど、駅と町が一体となって白石を盛り上げていきたい」とあいさつ。記念品を手にした大牟田市の寺本博史さん(45)は「ラッキーです。数回来たことがあるが、レンコンなどの特産品がいい」と笑顔。長男の亘太朗君(9)も「こんなこと人生に一回」と喜んだ。(小野靖久)

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