中学生が海上保安庁の仕事を体験 空気ボンベを装着 「重てえ」

海上保安庁の仕事を知ってもらおうと、広島・呉市の海上保安大学校で中学生が職場体験をしています。

海上保安大学校で職場体験をしているのは、呉市内の中学2年生10人です。生徒に、興味がある職場を体験してもらおうと、17年前から呉市が行っています。

生徒たちは、職員から海上保安庁の組織や海上自衛隊との違いなどの説明を受けました。

最初の体験は、海上保安官がいろいろな場面でロープを使って縛る「ロープワーク」です。生徒たちは、四苦八苦しながら、さまざまなロープの縛り方にチャレンジしていました。

このあと、生徒たちは、海上保安大学校の学生が学んでいる施設や、潜水士になる訓練をするプールを見学したり、およそ15キロある空気ボンベを実際に背負ったりしました。

生徒たち
― OK? 離すよ。
「おー、重てえ」

また、乗船実習に使っている練習船「こじま」に乗船して、操舵室や船首部分なども見学しました。

生徒たち
「今まで船とか海上保安とか知らなかったので新鮮な体験で、船は怖かったですけど、今まで知らなかったことが知れて楽しかったです」

「女性の人もたくさん働くんだなと思いました」
「プレッシャーとかもかかると思うので、心も体も強くて、すごいと思いました」

あす23日は、救急救命講習や模擬授業などを体験します。

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