宇都宮の男児がO157重症 栃木県が感染源を調査

栃木県庁

 栃木県保健福祉部は22日、宇都宮市保健所管内に住む男児が腸管出血性大腸菌O157に感染し、重症となったと発表した。感染源を調べている。

 同部によると、男児は15日に発病し、17日に医療機関を受診した。これまでに腹痛や水様性下痢、血便、溶血性尿毒症症候群(HUS)の症状がみられ、現在も入院治療中。

 腸管出血性大腸菌は県内で年間40~50例ほどの報告がある。2023年に入ってから感染が確認されたのは今回で14人目。同部は感染予防のため、調理や食事の前に必ずせっけんで手を洗うことや食肉を生で食べることは控える、清潔に調理器具を取り扱うことなどを呼びかけている。

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