インテルのコレア放出作戦に新展開、ベティスから関心か

[写真:Getty Images]

インテルのアルゼンチン代表FWホアキン・コレア(29)放出作戦に新たな動きがあったようだ。

インテルの余剰戦力と化しているコレア。ラツィオ時代はシモーネ・インザーギ監督の下でアンタッチャブルな存在として確かな評価を得ていたが、恩師の誘いもあって加入したインテルではFWの3~4番手という域を出ない。

それは加入から2年で公式戦77試合に出場しながら10ゴール5アシストに留まっているという点からも明白であり、インテルとしては無所属となっているチリ代表FWアレクシス・サンチェス(34)の1年ぶり帰還を実現させるべく、コレアを今夏中に売却する方針と報じられている。

しかし、イタリア『カルチョメルカート』によると、コレア売却からのサンチェス再獲得という動きは停滞中。コレア獲得に乗り出しているのは財政が豊かではないトリノのみで、年俸300万ユーロ(約4億7000万円)の支払い能力がないという。

そんななか、22日にレアル・ベティスからの関心が判明。ベティスはコレアの古巣セビージャの宿敵だが、トリノが打開策を見出す前に急襲をかける可能性が出てきたようだ。

インテルの最高経営責任者(CEO)を務めるジュゼッぺ・マロッタ氏はつい先日、出演したラジオ番組で「サンチェスから復帰OKのシグナルを貰ってるよ」と明言。驚きを持って伝えられたサンチェスへの復帰打診だが、選手側から好意的な返答があることが明らかになり、インテリスタの反応も決して悪くない。

ただ、実現にはどうしてもコレアの売却が大前提となる。移籍市場閉幕まで1週間、トリノの状況を考慮すれば、この先はベティスがカギを握るかもしれない。

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