北陸電力が電気料金891件過大請求 計17万円分、福井県内は266件

 北陸電力は8月22日、電気料金のメニューを変更した顧客の一部に対し、変更後の一定期間、使用した電力量を重複して算定し、計891件約17万円分を過大請求していたと発表した。1件当たり平均約190円。今月4日に過去のデータをチェックして、ミスが発覚した。福井県内の対象は266件。

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 対象は2022年10月5日~23年8月4日の期間に、料金メニューを家庭向けを含む規制料金から、自社の判断で改定できる自由料金に変更した顧客の一部。本来はメニュー変更日の午前0時から新メニューによる料金算定に切り替える必要があったが、社員が変更処理を行うまで重複して計算していた。

 同社は、システムの不備が理由だと説明し、対象の顧客に精算や返金の手続きを進めるとしている。

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