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西九州新幹線開業に合わせ武雄温泉-長崎の在来線で運行するJR九州の観光列車「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」で、長崎県立島原農業高の部活動「食品加工部」のアイデアを基にしたレモン菓子「レモーパイ」が26日から約1カ月限定で販売される。
爽やかな酸味の島原半島産レモンと同校産の牛乳由来の乳清(ホエイ)で作ったクリームのまろやかさが味わえる一品。谷口菜々子部長(16)=2年=は「地元食材を知ってもらえる良い機会。全国の人に、ふたつ星に乗って味わってもらえたら」と話す。
「レモーパイ」の基になったのは、同校が南島原市の「はじめ農園」からレモンの提供を受け22年につくったタルト。列車内で気軽に手に持って食べられるように、長崎市の洋菓子店「ママン・ガトー」が、クリームをサンドしたパイ仕立てにした。
価格は1個450円。1日当たり約10個を用意しており車内の「ラウンジ40(よんまる)」で販売する。JR九州は「高校生の地場産品への思いや、車窓からの景色など西九州の魅力を感じてほしい」としている。