「そごう広島店」の新館が営業を終えるまで1週間を切り、営業終了を前に25日から売り尽くしセールが始まりました。
■濱野純一朗記者
「そごう広島店新館の営業終了を今月末にひかえ、きょうからセールが始まりました。こちらのフロアでも多くの買い物客が詰めかけています」
25日から始まった「最終売り尽くしセール」。午前10時の開店直後から多くの人が詰めかけました。特設会場には、紳士向けのワイシャツやベルトなどのビジネス用品のほか、婦人向けの傘といった、数量限定の商品などが並び、レジには買い求める客の長い列ができました。
1994年に開店した「そごう広島店」の新館は建物の賃借契約の満了のため、8月末でおよそ30年の営業を終えます。訪れた人からは惜しむ声が聞かれました。
■女性客
「(目当ては)部屋着とサングラスです。山口(県の住まい)ですが、いつも買いに来ているので(営業終了は)残念です」
■男性客
「スーツの靴を見にきました。小さい頃からよく連れてきてもらっているのでさびしい気持ちがあります」
過去最大規模という今回のセール。そごう広島店は買い物と一緒に、新館の姿を目に焼き付けて欲しいと話します。
■そごう広島店 販売促進部 山岡奈緒さん
「買い物を中心にしながらも、館内のあらゆる施設の照明やエスカレーター、エレベーターなど、新館ならではの見所もあるので、見納めとしていろんなところを見てもらいたい」
新館の売り尽くしのセールは営業を終える8月31日まで。一方、本館は全面改装を段階的に進め、2025年春の完成を目指します。