きょう26日(土)からあす27日(日)にかけては午前を中心に晴れるものの、午後はあちらこちらで急な激しい雷雨となるおそれがある。体に酷な厳しい残暑も続き、この週末は天気の急変と熱中症に気を付けて過ごした方がよさそうだ。 なお、来週半ば30日(水)ごろは、台風9号が猛烈な勢力で沖縄県・石垣島など先島諸島に接近して大荒れの天気となるおそれがある。
午前晴れても油断禁物 45都道府県に雷注意報
きょう26日(土)午前は高気圧に覆われ、よく晴れている所が多くなっている。ただ、午後は天気の急変に注意が必要だ。高気圧のふちを回る湿った空気などの影響で、昼過ぎから夕方を中心に全国的に発雷確率が高く、午前11時現在は45都道府県に雷注意報が発表されている。晴れ間があっても、あちらこちらで急な雨や激しい雷雨がありそうだ。
局地的には傘がまったく役に立たないような非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。山や川のレジャーは土砂災害や河川の増水などに十分注意したい。落雷、突風やひょうなどにも注意が必要だ。
昼間の最高気温は34℃前後の所が多く、この時季としては厳しい暑さが続く見通し。大阪・新潟・札幌35℃、福島県会津若松市では37℃まで上がる予想だ。熱中症にも気を付けて過ごしたい。
あす27日(日)も不安定な空と体に酷な残暑
あす27日(日)になると、北海道は朝から雨が降ったりやんだりとなりそう。東北から沖縄は、引き続き午前を中心に晴れるものの、午後は急な激しい雷雨になる所がある見通しだ。
体に酷な厳しい残暑も続き、あす27日(日)の最高気温も32℃から34℃くらいの所が多い予想。この週末は急な雷雨や熱中症への対策を万全にして過ごした方がよさそうだ。
台風9号 猛烈な勢力で先島諸島に接近か
現在、日本付近には台風9号と台風10号が発生している。台風10号は動きが速く、あす27日(日)から週明け28日(月)にかけて日本の東海上を北上する見込み。日本を直撃する可能性は低いものの、28日(月)を中心に関東から東北太平洋側では高波に注意が必要だ。
一方、暴風域を伴って強い勢力となった台風9号は、このあと海水温の高いフィリピンの東をウロウロする見通し。29日(火)には強さの階級で1番上の「猛烈な」勢力にまで発達し、猛烈な勢力を維持したまま30日(水)ごろ沖縄県・石垣島など先島諸島に接近するおそれがある。 先島諸島は暴風域に入り、一部家屋が倒壊するような猛烈な風が吹いて雨足が強まる可能性がある。進路によっては沖縄本島でも荒れた天気となるおそれがあり、今後も最新の台風情報に注意が必要だ。
(気象予報士・鈴木悠)