米長官が中国商務相と会談 半導体分野協議が焦点

レモンド米商務長官、中国の王文濤商務相

 【北京、ワシントン共同】中国北京を訪問しているレモンド米商務長官は28日、中国の王文濤商務相と会談した。中国国営中央テレビ(電子版)が伝えた。対立が目立つ半導体関連の規制などを巡り、米中間の政治的なバランスを探る狙いがあるとみられる。米中両国は今秋の首脳会談も模索しており、地ならしの意味合いもある。

 ロイター通信によるとレモンド氏は会談で、双方が「直接的でオープンで、実践的」な姿勢を示すことで、米中の経済関係が前進できると述べた。王氏との会談は数時間に及ぶ可能性がある。

 レモンド氏は30日までの日程で訪中、北京で中国の経済閣僚らと会談した後、29日に上海へ移動する予定。

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