富山県小矢部市のクロスランドおやべを会場にした「ヘリコプター&防災・防犯フェスティバル2023」は27日、最終日を迎え、自衛隊のヘリや県ドクターヘリ、県警ヘリをはじめ官民の8機が降り立った。多くの来場者が訪れ、大空を飛ぶヘリの勇姿を眺め、人命を守る“空の精鋭たち”の役割にも触れた。
26日の初日に飛来したヘリに加え、この日は航空自衛隊の救難ヘリ「UH-60J」も会場に降り立った。見学した人たちは隊員に質問したり、ヘリをバックに写真撮影したりして楽しんでいた。
岐阜県飛騨市から家族と一緒に訪れた板橋龍希君(8)は「いろいろなヘリが集まっていてすごい。自衛隊のヘリの色が特にかっこいい」と、たくさん写真を撮っていた。
初日に続いて、民間機による遊覧飛行も人気を集めた。県ドクターヘリ、県警ヘリなどが帰還のため離陸する際には、多くの人が手を振って見送った。県消防防災ヘリによる救助訓練の披露は天候悪化のため中止された。
セレナホールで陸上自衛隊第10音楽隊の公演があったほか、メインホールでは北日本新聞社による「富山もよう」のラッピング紙面を使ったうちわ作り体験コーナーも設けられた。
クロスランドおやべ主催で、市共催、北日本新聞社特別協力。